妙徳山 華厳寺(鈴虫寺)

基本データ
URL 京都 鈴虫寺
■京都市観光文化情報システム より 華厳寺 (鈴虫寺)
住所 京都府京都市西京区松室地家31
電話番号 075-381-3830
拝観時間 9:00〜17:00 (最終受付16:30) 
定休日
拝観料 大人500円 中学生・小人300円 (茶菓子付き)
訪問日 2004.11.26

寺内に多くの鈴虫がいて、季節に関係なく一年中鳴いていることで知られる鈴虫寺。先代の住職が、人間は、虫のように無心になって生きていくことが大切…といって悟りを開き、その悟りから始めたのが、秋にしか鳴かない鈴虫を、一年中鳴かせるということだったそうだ。

なるほど、涼やかな声で、ぎょうさん鳴いていた。どんなに大勢の人間が覗き込もうが、話し声でうるさかろうが、絶え間なく鳴き続ける鈴虫は、やはり、そんじょそこらの鈴虫とは違うのかいな?

鈴虫の撮影は禁止だったが、どうやらケース内にぶらさげられた白熱灯で暖められているらしい。脇に置いてあるナスビの箱を見ると、この鈴虫たちは、どうやら岡山のナスビを食しておられる模様。



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鈴蟲の寺 華厳禅寺 80段の石段をのぼる おまけ 鈴虫寺のすぐ近く
西芳寺(苔寺)のところの紅葉
さて、このお寺で人気なのがワラジを履いた幸福地蔵さん。

まず拝観料を支払った後、座敷でお茶と「寿々むし」という名のお菓子のお接待を受けながら、鈴虫の声をBGMに、ご住職の説法を聞く。お守りの受け方、お地蔵さんへのお願いの仕方その他諸々注意事項。

…ウーーン、しかし、こりゃ、お説法というより、9割以上は商売の宣伝という印象。
珍しいワラジ履きの幸福地蔵さん
ワラジを履いて家まで願いごとを叶えに歩いて来て下さるそうな
200人程は入ろうかという広い座敷には、お参りの人がぎっしり座っている。この人間の数だけ、それぞれに願い事があるわけだ。

願い事の数は1人1つと限定されているものの、それぞれの自宅にまで出張して叶えてまわらにゃならんお地蔵さんも、かなり大忙しやなぁ。
お説法が終わって、300円で黄色いお守りを授かり、よく手入れされた回遊式庭園をぐるりと楽しんだ後は、いよいよ幸福地蔵さんの前に立って、お願いの段。

お守りを両手に挟み合掌。住所・名前をモニョモニョ、次はお願い事1つ。ここで、はたと止まってしまった。いや願い事が無いのではない。あり過ぎて、そのどれを最優先でお願いするべきか迷ってしまった次第。
回遊式庭園

すべての煩悩が吹き消されて鈴虫のように「無心」になれれば不満も不足も無くなるのだろうが、やっぱり私は垢にまみれた一介の凡夫に過ぎないわけで。

結局何をお願いしたか?それは内緒。

人間の欲なんて切りが無い。ちゃっかりお願い事した私が言えた義理でもないが、この鈴虫寺にお参りしたら、本来の仏教のあり方からすれば、無心に懸命に「いのち」を生きている鈴虫達の姿にこそ学ぶべきことが大きいのではないかと考えさせられたりもした。

ところで、引っ越しなどで住所が変わった時には、京都の方向に向かって、お地蔵さんにもちゃんと転居届け出しとかなあかんらしい。さもないと「せっかく願い事を叶えに来てくださったお地蔵さまも、本人がいなければどうしようもありませんから。」
面白いなぁ。忘れないようにしないとね。




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