太宰府天満宮

基本データ
URL 太宰府天満宮
住所 福岡県太宰府市宰府4丁目7-1
電話番号 太宰府天満宮社務所 092-922-8225
訪問日 2005.2.5

亡くなった菅原道真(菅公)の神霊を奉祀する神社であり、その墓所の上に社殿が造営されている。

2月は、時間的に あまり遠出する余裕が無い。立春を過ぎ、暦の上では春。春といえば梅、梅といえば太宰府。天満宮の梅の開花具合が気になって、早春の天満宮境内を ぶらぶら訪ねてみた。

御神木の「飛梅」はちょうど見ごろだが、境内にあると言われる197種類約6,000本の梅のほとんどは、咲き初めといったところ。馥郁たる高雅な香りに境内が包まれるのは、もうしばらく先の模様。ちょうど節分厄除祈願大祭の期間中で、また受験シーズンということもあり、今日も大勢の参拝客でにぎわっていた。天満宮境内には見どころも多く、ここで そのすべてを紹介しきれないのが残念。

ちなみに、私のお宮参りは、この太宰府天満宮だったそうな。



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土産物屋がずらりと軒を連ねる表参道は、天神様の門前町。そぞろ歩きしているだけでも、その華やいだ雰囲気に心躍る。

表参道や境内には、多くの梅ヶ枝餅屋がある。そこそこで微妙に味が異なり、各人ご贔屓の店がある。1個105円でバラ売りにも応じてもらえるため、私も太宰府に参るときは、参道のお店で焼きたての熱々を1個買って、それを頬張りながら太鼓橋を渡るのが常である。
西鉄太宰府駅から
境内へと続く表参道
私の好きな梅ヶ枝餅のお店
看板がきれいになったかな? 
名物の「梅ヶ枝餅」の由来に関しては「配所で食事にも事欠く生活をされていた菅公に浄明尼という老女が餅に梅の枝をそえて差し入れた」という伝説があり、江戸時代にはすでに太宰府名物として知られていたそうだ。

心字池に架かる御神橋は、太鼓橋・平橋・太鼓橋の三橋から成り、過去・現在・未来の三世一念という仏教思想を残すという。
ここから先は
太宰府天満宮の境内
心字池と、御神橋
心字池には多くの鯉や亀も泳ぐ
これは本殿から最も遠い
「過去」世の太鼓橋
特に本殿に最も近い「未来」の太鼓橋は、つまづいて転ばないよう細心の注意を払って渡るように、よくバスガイドさんも案内している。私も、この太鼓橋を渡るときには、いつも緊張してしまう。

傍らには室町時代の志賀社(重要文化財)もある。

太鼓橋の上から本殿の方を見る
脇の紅梅は かなり開花
楼門(大正3年再建) 桃山文化の伝来により漆で赤く塗られている
太鼓橋側(左)と本殿側(こちら)とで形態の異なる珍しいもの
ねじり鉢巻きの御神牛!?頭部を
撫でさすれば知恵が付くそうな
現在の本殿は、天正19年(1591年)、筑前国主・小早川隆景が再建・寄進したもの。桃山時代の豪壮華麗で豪放な建築様式の特徴がよく出ている。欄間には、登竜門伝説に基づく鯉の彫刻なども見られる。

今も、この本殿の下に道真公が眠っている。
本殿(国の重要文化財) 参拝者数は年間約700万人
道真公が太宰府へ出発の時、京の紅梅殿の庭前の梅を顧みて

東風吹かば 匂ひおこせよ 梅の花
あるじなしとて 春な忘れそ


と詠んだが、その梅は主人を慕うあまりに一夜にして京の都から太宰府へ飛んできたと伝えられている。
本殿と飛梅 御神木「飛梅」
これが御神木の「飛梅」であり、境内の他の梅に先駆けて白い花を咲きほころばせることで知られている。この飛梅伝説にちなみ、太宰府天満宮には全国でも珍しい「航空安全御守」がある。

「学問の神様」天神様には、毎年、全国から大勢の受験生のお参りがある。時間があるときには、絵馬に書かれた願い事を眺めてみるのも面白い。

私もその昔「苦しいときの神頼み」しましたけどねぇ…ご利益の程はノーコメント。天命を待つ前に、人事は尽くしておかねばなりません、はい。
本殿裏の絵馬かけ所
道真公は「書道三聖」と崇められ、書道の神としても信仰されている。

筆塚は、使い終えた自分の筆に感謝して納める場所。
筆塚
「天神の森」を形成する樟(クス)は境内に約100本。樹高30mを超える「大樟」も鬱蒼と境内に茂っており、その数 51本。2本は国の天然記念物、残り49本は「天神の森のクス」として福岡県の天然記念物に指定されている。

大樟の中でも一番大きな老樟が写真の「夫婦樟」で、根元から2本の幹が わかれて立っており、樹齢千年とも千五百年とも言われるそうだ。この2本が国の天然記念物に指定されている。
夫婦樟
(国の天然記念物)
茶店が並ぶ梅園の梅は、まだツボミが固かった。

あと半月もすれば、ここも大勢の梅見客で賑わうだろう。
境内の梅園
福岡藩主・黒田長政の父孝高(よしたか)(如水は法号)は、天満宮を深く崇敬し、ここに草庵を建て、2年間隠棲した。その際使用した井戸が残されている。

写真奥の小さな祠には、孝高が祀ってある。
如水の井戸 宝物殿の横の紅梅
毎年3月第1日曜日に「曲水の宴」が催されるのが、この曲水の庭。平安装束に身をつつんだ詠人達は、庭の小川を流れてくる盃が自分の前を通りすぎないうちに詩歌をつくり、盃を戴く。道真公の霊を慰めるお祭りだそうだが、平安時代の宮中行事を再現するこの祭事は、まるで雅やかな絵巻物を見るようである。

太宰府天満宮では、道真公が亡くなった55年後の958年(天徳2年)に大宰大弐・小野好古(おののよしふる)が始めたと言われる。いまの姿に復活したのは昭和38年から。
文書館と、曲水の庭


九州国立博物館・天満宮側アクセス新築


九州国立博物館が、いよいよ今年10月オープン。

それにあわせ、周辺ではアクセス道等の整備も進められている。 
太宰府天満宮の境内でも工事中 絵葉書より

国立博物館の箱物設計は菊竹清訓氏。いかにも彼らしい波打つ屋根の建物は、既に姿を現している。さて、肝心の展示物の方は、いかに?他の国立博物館と比べて遜色無いことを期待したいところだが…。



光明禅寺


福岡県太宰府市宰府2-16-1  TEL:092-922-4053


光明禅寺にも、ぶらぶらと寄ってみた。

午後5時前と時間が無かったので、中の拝観はしなかったが、今日はお客さんの数も少なく、本来の静寂に包まれていた。
光明禅寺の前を流れる藍染川 とても小さな流れである 光明禅寺 仏光石庭(前庭)

光明禅寺は、色の少ない冬場でも、枯山水の独特の美しさと味わいが楽しめる。
やがて迎える春にそなえ、木々の芽も少しずつ膨らんでいた。




温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  福岡県  2005年02月一覧


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