霧島天然泥湯の宿 さくらさくら温泉

基本データ
URL さくらさくら温泉 霧島天然泥湯の宿
住所 鹿児島県霧島市霧島田口2324-7
電話番号 0995-57-1227
営業時間 10:00〜20:00
定休日 無休
入浴料 大人(中学生以上)700円、子供(4歳〜小学生)350円
泉質 単純硫黄温泉 (低張性、弱酸性、高温泉)
温泉分析書等 源泉名:野之湯6号
源泉所在地:姶良郡霧島町田口字霧島山2607-32
泉温:58.0℃、性状:弱灰白色濁・無味・硫化水素臭、pH5.3
ラドン含有量:4.2(百億分の一キューリー単位)
成分総計:291.2mg/kg (温泉の分析年月日 H15.10.10)
備考 石鹸・シャンプー類有、ドライヤー有
訪問日 2005.4.9 / 2009.1.9 写真さしかえ

(2005.4.9.訪問)
霧島の人気温泉のひとつなれど、積極的に行く気も起こらず、なかなか立ち寄る機会が無かった。ちょうど桜もきれいな季節、一度ぐらいは話のタネにと、足を運んでみた。

いやはや客が多いこと、多いこと。私は自腹で再訪することはないと思うが、人気の高い温泉であることを再認識した次第。

「さくらさくら」というネーミングからして女性向けだが、温泉も女性優先なのか、女湯の方が広いようだ。見取り図を見るに、男湯の1.5倍はあるのではなかろうか。男湯は内湯1、露天1、水風呂1。対して女湯は内湯2、露天3、水風呂1。

さくらさくら温泉といえば、泥湯に泥パックで知られる。しかし、湯船が天然の泥湯になっているわけではなく、石の枡に、きめの細かい滑らかな泥が入れて置いてあり、それを手ですくって体に塗りたくるシステム。こちらの源泉地は、施設より直線で約2km離れたえびの高原新湯温泉の近く、標高850mの所にあるそうで、泥パックの泥は、源泉の底より人手によって採取されているそうだ。泥は、持ち帰り用に売店でも販売もされている。

(2009.1.9訪問)
雑誌『自遊人』無料パスポートを利用させてもらって、再訪。とても寒い日だったせいもあってか、意外に すいていた。
入浴料金が以前の500円から700円に値上がりしていた。久しぶりに再訪してみたら、けっこう良いお湯じゃんと感じたけれど、やっぱり私は、自分で700円払ってまで入りに来ることはないだろうなぁ。と言いつつ、実はいつか泊まってみたかったり。



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国道223号線、さくら色の幟 国道223号線からの入り口 2009.1.9.撮影
門松がたっていた
霧島神話の郷
さくらさくら温泉
案内板 門からのアプローチ
玄関 受付フロント 2009.1.9.撮影
お正月飾り

(2005.4.9)
湯上がりに、お腹がすいたので、和風レストラン「さくら庵」で食事した。価格もお手頃だった。

営業時間 11:00〜20:00
和風レストラン さくら庵
大露天風呂「さくら湯」へは
こちらの暖簾を くぐって
ここで靴を脱いで… 渡り廊下を歩いて、浴室まで
男湯は廊下の手前

男湯「殿様湯」は、渡り廊下の手前、女湯「美人湯」は、渡り廊下をズズッと歩いた奥に入り口がある。
女湯は、廊下の奥 渡り廊下の横の庭 あずまや


さくら湯 殿様湯(男湯)


入り口 脱衣場 洗面台の方を見る
内風呂 内風呂の洗い場 露天風呂 内風呂側から 水風呂と、露天洗い場
露天風呂 奥から この泥を体に塗って泥パック



同行者の話によると、男湯で泥パックしている人は ほとんどおらず、1割にも満たなかったそうだ。
湯口 灰白色の濁り湯

男湯は、泥を体に塗りたくったまま湯船に入ることは出来ないそうな。泥を綺麗にシャワーで洗い流した後、湯船につかる。



さくら湯 美人湯(女湯)


女湯は、渡り廊下の奥 入り口の暖簾 脱衣場 手前から 脱衣場 奥から
(2009.1.9)
脱衣場の泥の採取風景の説明パネルは、2005年4月訪問時には無かったもの。わかりやすく、いいね。

「つばめ」のCMで、女優・黒木瞳さんが、さくらさくら温泉で泥パックしているポスターも、脱衣場に張られていた。
「天然泥パック」泥採取風景 九州新幹線「つばめ」ポスター 手前側の内湯
写真左は、脱衣場からの入口
手前側の内湯 手前側の内湯 手前側の内湯 手前側の内湯 湯口
露天に近い側の内湯 露天に近い側の内湯 露天に近い側の内湯 露天に近い側の内湯
脱衣場から内風呂への出入口が2ヶ所。内湯も広め。なにしろ岩風呂の湯船が2つもあるのだ。どちらも灰白色の濁り湯で、もちろんお湯は掛け流し。湯船は、両方ともほとんど似たり寄ったりだが、露天に近い方の湯船の方が、気持ちの問題か、ほんの少しだけ温度が高いような気もした。

露天風呂は、お湯が張られた浴槽が3つ、水風呂が1つ。
洗い場の方を見る 露天風呂の出入口の方を見る
写真右は、脱衣場からの入口
(2009.1.9)
2005年4月訪問時には、内風呂にもパック用の泥が入れられたバケツが1つ置かれていたが、それは無くなっていた。
四角い木枠の小さめの露天風呂
お湯の温度は、ややぬるめ
露天風呂 奥から 露天風呂 広い岩風呂
露天の奥は数段高くなっており、そこには、観音様(?)の立っている、やや小ぶりの露天風呂と… 水風呂がある

(2005.4.9.)
女湯には、泥の入れ物として、露天の石の枡の他に、内風呂にも泥入りのバケツが1つ置いてある。泥パックしているのは、男湯は1割にも満たなかったそうだが、それに対し、女湯は9割5分以上の人。手の届かない背中は、見ず知らずの者同士でも、声掛け合って、互いに助け合って塗り合っている。

塗った泥を10分ほど乾かしてから洗い流すと、お肌ツヤツヤ。あまり欲張って分厚く塗ると、なかなか乾かない。私は全身に塗ることは塗ってみたが、なにしろ肌寒くて、素っ裸でじっと泥が乾くのを待っているのには耐えられず、半乾きでギブアップしてしまった。それでも泥を落とした肌が光っているように感じたのは気のせいか?

それにしても、全身泥まみれのブロンズ像のような人間が大勢ウロウロしている光景は、よそでは見られないもので面白い。

(2009.1.9.)
2005年4月には、体に泥を塗ったまま入ることが出来る湯船は、露天風呂の木枠の小ぶりの浴槽のみだったが、今は、広い方の露天風呂の湯船にも、泥のまま入れるようになっているようだった。しかし、源泉地で採取された泥とはいえ、他人が体に塗りたくったものを洗い落としている露天風呂の湯に入るのは、考えてみれば、あまり気持ちの良いものじゃぁないなぁ〜。

とても寒かったこの日、全身に泥パックして、それが乾くのを外で待つ余裕は無く、顔に塗るのが精一杯。それもさっさと洗い流し、私は内風呂でほとんど過ごした。それでも、後から顔がツルツルに感じたから、泥パックって、やっぱり凄いのかも?




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