小屋原温泉 熊谷旅館

基本データ
URL
住所 島根県大田市三瓶町小屋原1014-1
電話番号 0854-83-2101
営業時間 9:00〜19:00
定休日
入浴料 500円
泉質 含二酸化炭素、ナトリウム、マグネシウム、塩化物、炭酸水素塩泉
温泉分析書等 泉温:37.6℃ pH6.0 自然湧出
蒸発残留物:5.33g/kg 遊離二酸化炭素:3100.0mg/kg
訪問日 2005.4.29

パンフレットによると、寛政年間(1789年〜1800年)に発見され、大森代官も、たびたび利用した歴史ある温泉とのこと。静かな山あいの一軒宿で、秘湯の趣きたっぷり。大浴場は無く、4つの浴室が並んでいて、それらを家族湯として貸切で使うことになる。

それぞれに趣きの異なる4つの湯船だが、最も析出でコテコテしているのは、やはり2番目の湯船。赤く染まった浴室に鎮座まします湯船には、なんともいえない貫禄と存在感がある。

37.6℃のお湯は、湯船につかっているときには ぬるさを感じない。あたたかいを通り越して、暑さすら感じる陽気、ぬるいお湯が心地よい。上がる時は少々の勇気が要ったものの、服を着てしまえばポッポとしてきて、体の内側から よく温まっているのがわかった。体を拭くと、白いタオルが たちまち茶色に染まってしまった。

ちなみに小屋原温泉は遊離二酸化炭素を3,100.0mg/kg含み、「日本一の炭酸泉」とうたってある。温泉分析表上の数値では、炭酸成分の含有率の順位は、次のようになるそうだ。

  第1位 湯屋温泉・合掌苑(岐阜県)  7,909mg
  第2位 みちのく温泉(青森県)  4,004mg
  第3位 頓原温泉(島根県)  3,146mg
  第4位 小屋原温泉(島根県)  3,100mg
  第5位 長湯温泉・ラムネ温泉(大分県)  約2,400mg、最高値は2,970mg

しかしながら実際は1位から3位までは加温や高温のために炭酸が抜けてしまっているそうだから、感覚的な順位では、38℃という理想的な温度で掛け流される小屋原温泉が“日本一”なのだろう。



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“清流三瓶川河岸の一軒宿”
小屋原温泉
すぐ横を三瓶川が流れる
新緑が眩しかった
玄関 なかなか味のある字
玄関を入ったところ
左が受付
浴室が4つ並ぶ廊下
手前から奥を見たところ
廊下の頭上には
「飲泉療法の心得」
廊下 奥から
入り口方向を見たところ
なんでも手前から2番目の浴槽が源泉に最も近いそうで、是非そこに入ってみたかった。

集落からの細い道を通って駐車場入り口にたどりついたとき、ちょうど先客の車が一台出て行くところで、他にお客さんの車は無い様子。ラッキー!…と思ったのも束の間、もう一台、40代前半ぐらいの男性が一人乗った車も到着。こりゃ、いかん、急がねば。

助手席に乗っていた私は車を飛び下り、受付にダッシュで駆け込み、僅差で男性に勝利!
廊下の窓から眺める中庭

開口一番「すみません、できれば2番目の浴室に、ぜひ入りたいのですが…」
「今は誰もいないので、いいですよー。」
お金を払ってバタバタバタと慌しく浴室へと向かい、なんとか本懐を遂げることができた。わずかに遅れた男性は、1番目の浴室にお一人でご入浴。



2番目の浴室


脱衣場 階段をおりて浴室内へ 入り口付近から見た浴室内 この浴室の浴槽が
最も源泉に近いそうだ
天井 浴室の窓からも
新緑が目に眩しい
炭酸の泡がはじける湯口付近 湯口に手をかざすと
ご覧の通り細かい泡に包まれる
茶色の細かい湯の花が
湯の中に大量に舞っている
温泉が作り上げる天然の芸術品

淡い褐色に濁った湯で、湯船には、小さな褐色の湯の花が大量に舞っている。湯船の縁を軽く指でこすると、指に茶色い成分が付着する。

湯口から注ぎ込まれる源泉は無色透明で、手をかざすと、すぐに細かい泡に包まれた。ただ湯船に沈めた体への泡付きは想像していたほどではなく、七里田温泉(下湯)や長湯温泉のラムネ温泉に軍配があがる。

飲んでみると、まず甘味を感じ、これは初めての味だった。甘じょっぱいサイダーとでも言うのか。浴室が赤く染まっていることから、金気が相当あるのかと思ったが、これは ほとんど気にならなかった。



他の浴室



他の浴室は見学だけさせてもらった。それぞれに趣きが異なる。
3番目、4番目の浴室の
脱衣場にあった注意書き
3番目の浴槽
(写真撮影のみ)
4番目の浴槽 ここは木の縁
(写真撮影のみ)



温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  島根県  2005年04月一覧


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