河内温泉 かもと湯

基本データ
URL 熊本県観光総合サイト > 温泉 > 河内温泉元湯かもと湯
住所 熊本県熊本市河内町船津2712
電話番号 096-276-0240
営業時間 13:00〜21:30
定休日 第2水曜日
入浴料 300円
泉質 ナトリウム−塩化物泉(中性 低張性 温泉)
温泉分析書等 源泉名:かもと湯 ゆう出地:熊本市河内町船津2712
泉温:36.4℃ 無色透明 無臭 無味 pH7.20
Rn含有量 2.96×10-10Ci/kg 総成分量:1126mg/kg
(温泉の分析年月日 H4.4.23)
訪問日 2005.5.21

河内温泉のかもと湯・広田温泉は隣り合って建っているものの、道路から見ると、どちらも廃屋。知らなければ、とても営業を続けているとは思えないだろう。

ぬるい夏向き温泉。温泉分析書では36.4℃となっているが、女将さんの話によると、夏場は37℃ぐらい、冬場は35〜36℃ぐらいに下がるそうだ。「夏場は、外にいるよりお湯につかっている方が涼しいですからね。」皆さん、のべーーーっ、だらーーーっと湯船に浮いている。つかっているというより、全身すっかり弛緩して、お湯に浮いている、と言ったほうが適当な感じがする。

源泉槽は惜しみなく掛け流しの一方、加熱槽は循環。女将さん「灯油代が高いんですよ、アハハハハ。」と屈託ない。「これからの季節は、楽になってきますけどね。」私の両親は熊本出身なので、女将さんの熊本弁は、どこか懐かしい。気さくな女将さんとの会話も、とても楽しい温泉。

写真を撮らせてもらっていたら、番台に座っている女将さんが「こんな汚いところで、すみませんねぇ。」と恐縮される。とんでもない、素晴らしいお湯です、と しきりに お湯に感心していたら、古い絵葉書を見せてくださった。昔のかもと湯を知っている方から貰ったものだそうだ。「郵便はがき」の文字は右から左に書かれている。いつ頃の写真か はっきりわからないが、写真には「元温泉」の文字が読め、随分賑わっている様子。この辺の温泉は、そこそこが独自源泉を持っているそうだが、ここが元湯になるという。なんでも初代のおばあちゃんは98歳、温泉そのものは90〜100年近い歴史を誇るらしい。

「これだけ良いお湯だったら、温泉好きの方は全国から訪ねてこられるんじゃないですか?」と尋ねたら、温泉チャンピオンの郡司勇さんが2回来られ、本に載せてもよいかと連絡があった話をされた。郡司さんは温泉マニアにとっては神にも近い存在だが、彼の著書『一湯入魂温泉』の「こんなところも体験」という項の中に、かもと湯が登場する。

浴室の中には、温泉を引いたカランがあり(ハンドルを押すタイプ)、そこから温泉を汲むことができる。また、昔から使われていた別の源泉があり、これは、現在お風呂に使われている源泉とは別のもので、さらにぬるいという。後者は、今は もっぱら炊事・洗濯などに用いているとか、贅沢な話だ。こちらのお湯(水)を炊事場でコップについでもらい、口に含んで味わうと、トロンと喉に絡む。現役温泉と昔使われていた別源泉の味の差は、私には全然わからない。いずれも実際はサラサラした湯なのだが、トロンと粘っこく広がり喉に絡みつく感じがする。郡司さんが「微こく味」と表現しているのは、この感覚のことだろうか。ナトリウム−塩化物泉ではあるが、塩分は ほとんど感じないクリアーなもの。

空のペットボトルを2本くださったので、1本には浴室で現役で使われている温泉を汲み、もう一本には、昔使われていた別源泉の炊事場のお湯を汲んでもらってお土産に持って帰った。これで焼酎を割ってみたら、まろやかで美味!これはオススメ。



写真をクリックすると拡大表示、矢印キーでスライドします。


「昔は、2階から直接 前の海に飛び込めたというような話も聞きます。」と女将さんが言っていた。

かもと湯は、何度も建てかわっているそうだ。
船溜りの向こうに
広田温泉・かもと湯が並ぶ
釣り竿かついだエビスさん
大漁でありますように…
かもと湯の目の前は、船溜り
道路から見た建物 失礼ながら、どう見ても廃屋… 公衆浴場へは、こちらから 階段で おりたところが入り口
裏(表?)から見た建物
「江戸河」と書いてある
「湯元 大衆浴場」
こちらが正式な玄関?
入り口と番台 盥に金魚が飼ってあった
浴室入り口 上に温泉分析書
向かって右が男湯、左が女湯
嬉しい料金300円据え置き かみ染洗いは100円 お土産にペットボトルに
もらって帰った温泉


男 湯


浴室入り口方向を見る 青いタイルがきれいな浴槽
手前が源泉槽、奥が加熱槽
男女の境のタイルの壁から
お湯が2筋、落ちてくる
湯口付近の拡大
「タイルの色分けしてある目地からへら状に2本の湯が入れられ掛け流されている。」

(郡司勇氏の文章より)
源泉槽から浴室奥を見る こちらは循環の加熱槽 整然と片付けられた洗面器と椅子

癖のない柔らかいきれいなお湯が、どんどん掛け流されている。温度は36〜37℃とぬるく、長湯が気持ちよい。 女将さんによると、2時間以上つかってやっと「入った気になる」と言われるお客さんも多いそうで、1時間で上がると「早い」そうだ。



女 湯


脱衣棚
脱衣場には演歌が流れていた
脱衣場と浴室入り口
温泉マークのマットが可愛い
源泉浴槽にて
先客も長湯で、全体の写真撮れず
きれいに澄んだぬるいお湯が
どんどんオーバーフロー

女将さんの話によると、浴槽は、毎日湯を抜いて掃除しているそうだ。 温泉の湯で歯を磨いてウガイすると、口の中がサッパリして「水道水とは違う」らしい。お湯はアトピーにも効くという。

そうそう、裏(表?)の玄関から入ると、廊下にジグゾーパズルがズラリと飾ってある。聞けば ご主人、子どもさんの作品とのこと。 女将さん「絵は買えないけど、パズルなら買えますから、アハハハハ。」




温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  熊本県  2005年05月一覧


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