長湯温泉 ガニ湯

基本データ
URL 長湯温泉.com より ガニ湯に入ってみたいのですが…。
住所 大分県竹田市直入町長湯
営業時間 24時間
定休日
入浴料 無料
泉質
温泉分析書等
備考 野湯
訪問日 2005.7.9 / 2005.8.3

長湯温泉といえば、芹川にあるガニ湯。丸見えの環境、しかも混浴とあって、女性には、なかなか入浴が厳しい温泉である。
幾度と無く長湯温泉を訪ねている私も、行くたびに眺め、ときに写真に撮ってはいるのだが、よく考えてみると、今まで足湯だけで体をつけたことがなかった。

平日の昼間は、週末に比べれば人も少ない。
ということで、今更ながら初入浴。



写真をクリックすると拡大表示、矢印キーでスライドします。


現在のガニ湯は、人工の岩風呂である。対岸には析出の丘。
長湯温泉の芹川の岸には、ところどころ垂れ流される温泉により、見事な析出の丘が形成されている。


道路から見下ろした
芹川とガニ湯
ガニ湯屋台村に
昔の写真が掛けてある
道路にたっている
「ガニ湯伝説」のパネル
ガニ湯屋台村の横の
階段をおりて、ガニ湯へ
ガニ湯伝説 (直入町パネルより)

昔、長湯温泉を流れる川にガニがいた ある日ガニは色白の美しい村の娘に一目ぼれをしてしまった そして人間になって娘を嫁にしたいと思うようになった
 たまたまそんなガニの切ない思いを知った川のほとりにある寺の僧が『寺の鐘を百聞けば人に生まれ変われる』と言い聞かせた そこで娘が湯あみに来たとき僧が鐘をつき、ガニは川の中からこれを聞いていた。僧が鐘をつきながらふと娘に目をやると娘のあまりの美しさにこれまた一目ぼれ。鐘を九十九までついて『娘はオレがもらう』と言って娘に近づいたとたん、空がかきくもって大雨となり僧もガニも落雷にやられてしまった

 しばらくして川の水が引いたところ、川の中にガニの形をした大岩が現れ、無数の泡をともなった湯が湧き出した 以来、村人たちはこれを(ガニ湯)とよぶようになった
下り口に、野口雨情の歌碑がある。

長湯芹川 川まん中の
はなれ石にも お湯が湧く


野口雨情は、昭和9年4月に長湯温泉を訪れ、一泊したとのこと。
スッポン供養碑とやらが
下り口に出来ていた
橋の下が、脱衣スペース ちょっとした棚と
パネルが設けてある
(パネルより) 伝説の露天風呂「かに湯」をお楽しみいただくために  大分県直入町

 日本一の炭酸泉、“長湯温泉”へようこそお越しくださいました。 長湯温泉と言えば清流芹川に浮かぶ露天風呂「かに湯」が有名です。 いまは人工の岩風呂となっていますが、昔は自然の軽石の中から炭酸泉が湧出していました。 炭酸泉はアワの多さが特徴で、アワを噴く甲羅のような軽石は、かに以外のなにものでもありませんでした。 そんな姿から、“かに湯伝説”が生まれ、地域住民はもとより多くの観光客の皆さんに愛されてきました。
 さて、長湯温泉は日本一の炭酸泉。 地域全体の炭酸泉湧出量はもちろん日本一、そして平均温度46.9度という高温域で記録されている炭酸ガス濃度1200PPMというのも驚異的なものです。 湯船でもそのガス濃度は700PPMを維持していますが、これは花王(株)が製造している入浴剤「バブ」の7倍を誇ります。 炭酸ガスは皮膚から吸収されて疲労回復を助けてくれますし、飲むと糖尿病や通風にも効果があります。
 とにかく、ゆっくりと湯船に体をあずけてください。夜空の星を友に、せせらぎをBGMに、そして蛍やカジカの鳴き声が旅情をかきたててくれます。
 なお、湯船は週2回の割合で清掃していますが、天然泉のため多少ぬめりのあることがありますがご了承くださいませ。 (資料提供:花王(株)栃木研究所)
温泉法施行規則の改正に伴う新たな掲示
(平成17年5月24日)

施設名:ガニ湯
加水・加温・循環ろ過・入浴剤・消毒 すべて無
橋の下に設置された
長湯温泉の説明パネル
いわば野湯なのに、きちんと
表示されていて驚いた
ガニ(蟹)の甲羅に見える?
今は、お湯はパイプで引き込んであるが、地元のご年配の方のお話を伺うと、昔は芹川のいたるところから温泉が自然湧出しており、子どもたちは川遊びをして冷えた体を、天然の温泉で暖めていたという話。

真夏の炎天下のガニ湯は、体感で40℃ちょっとだろうか、ちょうど適温で、とても気持ちよかった。カポッ、カポッ、カポカポッという音を立てて噴き上がる湯口の湯を口に含むと、しっかり炭酸。
湯口側から見たところ 間欠泉のように、
湯口から湯が噴き上がる
野ざらしの温泉だけに、湯の中にはゴミとも湯の華とも区別のつかないようなものが色々。

ある程度は網ですくい上げたが、お湯は下手にかき混ぜない方が吉のようだ。
ゴミすくいのための
網が用意されていた
排水溝側から見たところ
のんびり入浴中
排水溝には、湯の華が結晶し
膜が張っていた
道路からも旅館の窓からも丸見えの開放感。

長湯温泉といえばガニ湯、ということで、道路から写真におさめる人も多い。入浴者は、ときに被写体になってしまう。

実際は、濁り湯であり、川の水面近くの湯船に首までのんびりつかっていると、人の視線は、思ったほど気にならないんだけどね。
ガニ湯から
橋の方を見たところ


(2005年7月9日訪問)


道路には「ガニ湯伝説」のパネル 折からの大雨で、ガニ湯、芹川に水没… 垂れ流される温泉の廃湯により
析出の丘が形成されている



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