【博多情緒めぐり2006】 ガイドと街歩き
発祥の地 寺社めぐりコース その1

基本データ
URL 博多めぐり
開催期間 博多情緒めぐり2006 平成18年10月20日(金)〜11月15日(水)
コース地図 発祥の地寺社めぐりコース
〜寺社を巡って紐解けば、あっと驚くはかた事はじめ〜
訪問日 2006.11.04

来てんしゃい 見てんしゃい 歩いてんしゃい

「博多部」は、福岡・博多の街の歴史的中心地。約1ヶ月間にわたって、秋の博多を回遊しながら、その歴史の深さや文化の独自性、博多の「粋」を感じることを目的とした「博多情緒めぐり」というキャンペーンが開催されており、様々なイベントが実施されている。このキャンペーンは、本年平成18年から実施されているもの。これまで様々な団体が個別に取り組み、独自に行われてきた既存事業を一つの企画としてまとめたものだそうだ。

自分が生活している大好きな福岡なのに、博多の歴史や文化って、そういや案外知らない。いや、私のみならず、福岡市民でも、「博多部」の歴史やそのスポットについては、存外知らない人が多いと思う。ちょうど「ガイドと街歩き」というイベントがあり、全4コースが用意されていたが、神社仏閣の好きな私は、まずは「発祥の地寺社めぐりコース」を申し込んで参加してみた。



写真をクリックすると拡大表示、矢印キーでスライドします。


当日は、すばらしい秋空。ウォークには、最適の日より!!

参加者は、それぞれのコースごとに、10人ずつA班、B班2つの班に振り分けられ、各班に、スタッフ2人(ガイドさん1人+サポーター1人)が付く。私の班のガイドさんは、新聞記事でガイド募集を知って応募し、今回のイベントのために勉強をされてきたそうな。

集合・当日受付は櫛田神社。スタッフやガイドさんたちは、皆さんおそろいの法被姿である。

約2時間かけてコースを歩いた。
櫛田神社境内の現地受付 参加者は小学生からお年寄りまで、幅広い年齢層だった


櫛田神社


まずは、博多の総鎮守である“お櫛田さん”の案内。


(ガイドマップより転載)
博多の総鎮守であり、夏の祭り「博多祇園山笠」フィナーレ追山のスタート「櫛田入り」で有名な神社。また、御輿行列など、豪華絢爛な秋の祭り「博多おくんち」や、GW中に開催される「博多どんたく港まつり」の起源でもある春の祭り「博多松囃子」でも有名。
 左殿 … 天照皇大神(あまてらすおおみかみ) (大神宮)
 中殿 … 大幡主大神(おおはたぬしのおおかみ) (櫛田宮)
 右殿 … 素盞鳴大神(すさのおのおおかみ) (祇園宮)

もともと三社別だったが、兵火に焼かれて荒廃。天正15年(1588)時の太閤・豊臣秀吉が博多復興にあたり、現在の社殿を建立寄進したそうな。
「ここに御祭神の説明が
書いてありますよ。」
櫛田神社には、飾り山が
通年、常設展示してある
博多祇園山笠が
櫛田入りの際に通る清道
博多祝い唄にもうたわれる
櫛田の大銀杏
干支板は珍しいそうだ
その年の恵方に向けられる


「博多町家」ふるさと館


「博多町家」ふるさと館ホームページ

明治中期の博多織織元の町家を移築・復元し、当時の暮らしや文化を再現した観光施設。取り壊し寸前だった町家が、市民の声をきっかけに移築されたそうだ。

博多町家の前を通り、大博通りへと向かって移動。


冷泉山 龍宮寺


(ガイドブックより転載)

人魚伝説で有名。その昔、人魚が漁師の網にかかり、都に伝えたところ、冷泉中納言が下向された。同行した占い師により「国家長久の瑞兆なり」と出たため、人魚を手厚く葬り、龍宮寺と名付けた。祭りの時、人魚の骨を浸した水を振舞うことで、無病息災を祈願した。
龍宮寺 本堂 本堂にて
人魚の絵と骨を見学
人魚の絵
人魚は、かなり大きかったそうだ
世にも珍しい人魚の骨!?
「人魚の骨は、博多の土産話になると思います。」とガイドさん。本堂にて、なかなか恰幅のよろしい人魚の絵と、世にも珍しい(?)「人魚の骨」を見せてもらう。今回のウォークで、私が最も面白く感じたもののひとつ。もちろん「人魚の骨」なんて見るのは初めてだが、それがホントは何の骨かなんて詮索するのは、野暮というもの。

昔は、この骨をひたした水を、薬として飲んだりもしたそうである。


大博通り


博多のメインストリート「大博通り(たいはくどおり)」を横断して、東長寺へと向かう。

ガイドさん「地下鉄工事のとき、この通りの下を掘ったら、たくさんのお宝が出てきました。」
大国際港、大陸の窓口であった博多らしい話。そのとき発掘された“お宝”の数々のレプリカや、博多の歴史を知ることのできるパネル説明が、大博通り沿いに展示されている。


大博通りに設置された「聖福寺古図」(16世紀のもの)のパネルを見ながら、昔の聖福寺の寺領がいかに広大であったかという説明を受ける。
「博多情緒めぐり」の
バナーが下がっている
「聖福寺古図」パネル


東長寺


(ガイドマップより転載)
弘法大師・空海が日本で最初に開いた真言密教のお寺で、教えが東へ長く伝わることを願いに込めて「東長寺」と名付けられた。大仏殿には日本最大級の木造座像「福岡大仏」があり、地獄図と真っ暗なトンネルを抜け地蔵菩薩に出会う地獄極楽めぐりを体験できる。
なんと日本で最も古い真言宗の霊場は、博多にあるのだ!当然ながら和歌山の高野山よりも歴史は古い。

大同元年(806)、弘法大師が唐での修行の後、帰国して博多に滞在した折に建立し、密教が東に長く伝わるように祈願した寺。弘法大師、このとき33歳。ちなみに弘法大師は、太宰府の観世音寺に、2年ほど止住しているそうである。
「福岡大仏」は、木造(檜)の坐像としては、日本一の大きさだそうな。
仏像の高さ10.8m、重さ30トン、光背の高さ16.1m。
昭和63年より彫刻が始まり、4年の歳月を経て完成。

このお寺では、外国人観光客と会うことが多い。この日は、どうやら中国からと思われる中年層の団体さんと一緒になる。皆さん熱心にお参りしていらっしゃった。
福岡大仏
江戸時代、第2代黒田忠之の帰依を受け、黒田家の菩提寺となった。

墓地には2代忠之、3代光之、8代治高の墓がある。
筑前藩主黒田家墓
藩主の墓前には、殉死した5名の墓碑の五輪塔も並ぶ
六角堂


→ その2へ、つづく




温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  福岡県  2006年11月一覧


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