二日市温泉 松原旅館

基本データ
URL 筑紫野市観光協会 ちくしの絵巻より お宿マップ
住所 福岡県筑紫野市湯町2-5-8
電話番号 092-922-3073
営業時間
定休日
入浴料 立ち寄り不可 / 1泊2食 8,550円
泉質 アルカリ性単純温泉(アルカリ性低張性高温泉)
温泉分析書等 源泉名:二日市温泉(源泉名 配湯基地)
湧出地:筑紫野市湯町2丁目473-1
無色、透明、無味、無臭
泉温:55.6℃ pH8.7 湧出量:500g/min(動力)
ラドン含有量:4.34×10-10Ci/kg(1.18M・E/kg)
成分総計:647.9mg/kg(調査及び試験年月日H17.5.10)
利用状況 加水無、気温の低い期間のみ加温、ろ過循環無、消毒剤無
備考 浴室(2室)は貸切利用
訪問日 2007.3.24-25(宿泊)

広島に住む学生時代の友人が、忙しい中、福岡まで遊びに来てくれるという。久々の再会、一緒に一泊してお喋りすることにした。

・博多駅から遠くないところ
・疲れがとれるように、温泉

という彼女のリクエストに、迷いに迷って、JR鹿児島本線でアクセスしやすい二日市温泉をチョイス。また、こういう機会でも無いと、私も地元に泊まることはないので、立ち寄り入浴できず、予算的に低く抑えられるところ、ということで、松原旅館にしてみた。

こぢんまりとした家族経営で、気さくに接していただき、気の張らない湯治旅館的な雰囲気のお宿だった。「こういう旅館は初めて、面白いねぇ。」とは友人の感想。確かにビジネスホテルには無い味だわなぁ。


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二日市温泉に行くと、いつも建物の前は通るのだが、中に立ち入ったのは、私は今回初めて。いかにも昔ながらの温泉旅館といった木造の建屋で、二日市温泉がたいそう賑わい、芸妓さんも通りを往来していたという時代を彷彿するようである。

大女将さんに、どのくらいになるのかと尋ねてみたら、現在、3代目とのこと。温泉を掘って57年になるとのお話。
玄関付近 建物全景 温泉街の
メインストリートに面している
玄関脇の つくばい 玄関の敷石は
打ち水され、清々しい 
玄関の白黒写真パネル
昔の筑紫野市かな
玄関から奥を見る
なにやら歴史を感じる
「旅館営業許可済之証」
ロビーに、温泉分析書が
きちんと掲示してある
玄関ロビー 客室の並ぶ2階廊下
使い込まれ、磨き上げられた廊下 玄関から浴室へと通じる
1階の廊下は石敷きで風流
「御手洗」の文字にも
年季と風情を感じる!

お部屋の様子

 

今回、宿泊したのは2階の一番奥の「松」のお部屋。 洗面所はあるが(私は、翌朝までその存在に気が付かなかった)、トイレは外で共用。宿への到着が遅くなり、隣りの「竹」の部屋で遅い夕食をいただいている間に、布団を敷いてくださっていた。
2階のこの部屋から、1階にある風呂や台所に行き来するのに、「こっちは本当は裏方なんだけど、近道だからねぇ。」と、プライベートな生活空間の廊下を通らせてくれたり、アットホームな雰囲気で、どこか親戚宅に遊びに行ったような感覚であった。

お食事

 

夕食は、お隣りの「竹」のお部屋で。
家庭的な味付けで、美味しくいただけた。
夕食
朝食のお膳では
猫ちゃんの箸置き
朝食は、1階のお座敷で 朝食 床の間

お風呂(1)

 

1階にある浴室は、近年改築されたのだろうか、きれいだった。貸切での利用となる。

こちらの広い方の浴室には、広く取られた窓の向こうに坪庭を眺めることができる。お狭いながらも手入れが行き届いた美しい日本庭園である。

基本的に掛け流しであるが、浴槽の壁の吸水口からお湯が吸い込まれているのが何故かと思ったら、冬場は加温されるようである。
脱衣場 脱衣場から浴室への入り口
お湯は無色透明で癖が無く、肌触りが やわらかい。今でこそ集中管理のお湯が使われているが、女将さんの話では、昔、松原旅館のお湯はヤケドや傷に効くお湯として知られたそうである。昔は湯の花で真っ白になることもあったそうだ。
今回、硫黄の匂いは感じなかったが、特に朝は鉱物臭がはっきりしていて、温泉らしかった。毎日清掃・換水しているそうだ。
入り口付近から中を見る 夜はお庭がライトアップされる
湯温は、適温〜やや熱めに
保たれていた
天井の明かり取りの窓には
竹組みが使われており風流
洗い場
カランのお湯も温泉との話
入湯時間は夜10時まで

お風呂(2)

 

こちらの浴室には入っていないのだが、見学だけさせてもらった。また趣きの異なるお風呂である。

女将さんは「狭いよ。」と言われたけれども、家族風呂として貸切で使うには十分だ。 
脱衣場&洗面所 浴槽 洗い場 

松原旅館 自家源泉のお話

 

地元の私は、よく御前湯に入りに来るという話をしたら、大女将さん「御前湯のお湯には、うちのお湯も入っているのよ、うふふ。」

今回、私にとって最大の収穫は、松原旅館が自家源泉を持っており、集中管理に供出されていることを知ったこと。集中管理の配湯基地は御前湯裏にあるが、そこに寄せ集められたお湯を、松原旅館もお金を払って引いて使っている形なのだそうだ。
松原旅館の玄関先 この鉄板の下に
自家源泉があるそうだ
現在、二日市温泉の宿は、ほとんどが集中管理のお湯を引いている。松原旅館は、いわば二日市温泉を支える現代の“元湯”の一つといういうわけだ。大女将さん「温泉が涸れないように、いつもお湯の神様にお願いしてます。」昔に比べると湯量が減っていると言われる二日市温泉。末永く続くように、豊富な湯をお祈りしたいものである。
集中管理に供出されている源泉は、松原旅館の他には、昔の旅館 魚源(うおげん)の泉源などがあるそうだ。魚源も、今は無くなって巨大なマンションと化している。
興味深いことを、いろいろ教えてくださった大女将さんに、感謝。
そういや大女将さんのお肌が綺麗なのは、やっぱり温泉効果かな。洗い物も洗濯も、お湯はすべて温泉を使用しているそうだ。
中村屋 天拝饅頭
ちょっとオヤツに♪



温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  福岡県  2007年3月一覧


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