輝泉北九州 くさみ温泉

基本データ
URL 輝泉北九州 くさみ温泉
住所 福岡県北九州市小倉南区大字朽網641-5
電話番号 093-471-7000
営業時間 10:00〜23:00
定休日 無休
入浴料 大人600円、小人(12歳以下)300円、3歳以下無料
泉質 含弱放射能・鉄(U)−ナトリウム・カルシウム・マグネシウム−塩化物温泉 (弱酸性高張性低温泉)
温泉分析書等 源泉名:― 湧出地:北九州市小倉南区大字朽網641番地の5
湧出地における調査及び試験成績(H14.2.28)
知覚的試験:無色、澄明、塩苦味、微硫化水素臭
泉温:25.8℃、pH5.9、湧出量:64L/min(動力)
ラドン含有量:64.96×10-10Ci/kg(17.86M.E/kg)
(分析終了年月日H14.3.14) 溶存物質計:29760.3mg/kg
溶存ガス成分計:154.2mg/kg、成分総計:29914.5mg/kg
備考 シャンプー&ボディソープセット有、ドライヤー有
訪問日 2008.04.19

2006年新規オープン施設としてチェックしていたものの、なかなか博多から訪ねる機会が無く、丸2年経って、ようやく初入湯となった。

まず、建物外観の立派さに度肝を抜かれる。玄関を入れば、床の間のある畳敷きの空間に、びっくり。思わず、そばにいた従業員さんに「すごいですね。」と話しかけたら、「初めて来られる方は、そう仰る方が多いですね。」然もありなん。

後刻、脱衣場の温泉分析書に目を通したところ、温泉分析申請者は「株式会社 馬場工務店」の代表取締役になっている。つまり、本職が建てた箱物ということか。宜なるかな、である。

浴室は、建物外観から受ける印象に比べると、意外にこぢんまり。とはいえ、サウナも水風呂も露天風呂もある十分なもので、奇を衒った余分なものが無いことに、温泉好きとしては、むしろ好感を抱く。

続いて仰天したのが、温泉分析書の数値。溶存物質29.76g/kgの見事な高張性。個々の成分の数値の高さは、掲載する分析書の写真で確認していただくとして、成分総計29.91g/kgの数字は、私が今まで入ったことのある福岡県の温泉では、最高値のはず。(cf.休暇村 志賀島温泉 金印の湯:27.63g、天然温泉プナオラ:11.9g、遠賀川温泉:10.72g)
浴槽のお湯の色は、笹濁りといったところ。湯口のお湯を口に含んで味見してみると、海水を更に濃くしたような複雑なしょっぱさに、思わずウエェェェ〜ッ。浴槽のお湯が溢れる湯尻付近の洗い場の床は赤黒く染まり、そんなところからも鉄分などの多さが窺い知れる。いやはや、なんとも濃い温泉で、すっかり感じ入った次第。

消毒の塩素臭も、特に感じなかった。循環式ながら、すっかり満足の一湯となった。


写真をクリックすると拡大表示、矢印キーでスライドします。


旧・中津街道、現・国道10号線沿いに2006年5月に開業した温泉 本物志向の建物は
堂々たる風格
玄関には、立派な唐破風
松山の道後温泉本館を彷彿
鮮やかな赤瓦と、妻壁の温泉マークが印象的 玄関付近
柱の下部は木の根っこそのまま
玄関の扉が開くと、正面に
受付フロントと床の間が目に入る
玄関のバリアフリー・スロープの
欄干も風流で、風情を添えている
靴箱の奥に、発券機 玄関ロビーは、畳敷きだ
浴室入り口方向を見る
フロントと、浴室入り口
床の間のある玄関… 掛け軸が掛かっており、違い棚にはボーリング時の土砂や
「くさみ温泉初の湯」(平成13年12月31日)が飾ってある
「休憩処」
パンフレットと、スタンプカード(有効期間は1年間)
スタンプ10個で「揚げたこ焼」、20個で「大人入浴1回無料」
ユニークで、わかりやすい図
掘削深度は960m
温泉分析書の数値にビックリ


男 湯


男湯の内風呂は、壁材に黒御影石が使用されている由。

壁面を飾る富士山とモナリザのオブジェが「特徴的」と聞いていたので、その写真を見られるのを楽しみにしていたら、同行者によると、入浴者が多過ぎて、また、浴室内に籠る湯気もひどく、写真どころではなかったらしい。

ちょうど土曜日夕方という時間帯、大勢のお客さんで賑わっていた。写真は、また、いつかの機会に期待したい。
露天風呂 この番傘屋根が
くさみ温泉の「特徴」だそうだ


女 湯


女湯は和の雰囲気でまとめられている。壁面にあるのは「屏風型のオブジェ」とのこと。
内風呂浴槽の手前と奥に設置してある湯口のライオンが可愛らしい。黄土色の析出でコーティングされている。
脱衣場のロッカーは
無料(コイン不要)
入り口と、洗面所の方を見る 内風呂はジェット噴射つき
手前浴槽は水風呂
檜材が使用されたサウナ室
浴室に入ってすぐにある
露天風呂は
まんまるい浴槽1つ
露天の奥は
ちょっとした花壇スペース
男湯の青い傘と、女湯の赤い傘
仲良く並んで、いい感じ♪
お湯は、笹濁りといったところ 塀の上、角には
逆立ち獅子の飾り瓦
湯口 浴槽の縁には
イボイボの析出が見られる
お湯が溢れる湯尻付近は
床が赤黒く染まっている
露天奥から やはり、この大きな番傘と、妻壁の温泉マークが印象的
傘は、つい最近、新しくされたばかりのようで、まだ清々しい



温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  福岡県  2008年04月一覧


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