太宰府天満宮  お石茶屋・お石トンネル

基本データ
URL
住所 福岡県太宰府市宰府4-7-43 (太宰府天満宮北神苑)
電話番号 092-922-4045
営業時間 9:30〜16:30
定休日 不定休
訪問日 2005.3.6 / 2008.3.21 / 2008.4.30 他

お石茶屋の名は1899(明治32)年生まれの女主人、江崎イシに由来。「おイシしゃん」は筑前三美人の1人といわれ、品のよい顔立ち、大柄でゆったりとした風情、やわらかななかにも毅然とした気骨は牡丹の花を思わせたという。

彼女の美貌と気っ風のよさは中央まで聞こえ、多くの人びとが店に立ち寄った。皇族の高松宮殿下、詩人 野口雨情、歌人 吉井勇、政治家 犬養毅・緒方竹虎、外交官 松岡洋右、「電力の鬼」といわれた松永安左エ門など。佐藤栄作首相も国鉄二日市駅駅長時代から大臣になっても度々訪れたそうだ。

1976(昭和51)年5月14日、おイシしゃんは76歳で独身の生涯を閉じた。シンガーソングライターさだまさしは「飛梅」という曲にお石茶屋を歌い込んでいる。

(参考資料・出典)お石茶屋パンフレット / 『博多・太宰府散歩24コース』福岡県高等学校歴史研究会編 山川出版社



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お石茶屋


太宰府天満宮の北神苑の一番奥にある名物茶屋
昔の茶屋の面影を残す風情ある店構えだ
店内の様子 店内の床は土間、ひんやりと心地よい
メニュー 抹茶セット 490円 梅ヶ枝餅 バラ一個105円
私は太宰府天満宮へ行くと、どこかのお店で、梅ヶ枝餅をおやつ代わりに1個だけ買い食いすることが多い。

2008年4月30日夕方、すでに閉店準備が始まっている時刻にお石茶屋を訪ねた私、梅ヶ枝餅をバラで1個だけ欲しいと言うと、その1個をわざわざ焼いてくださった。恐縮である。おかげさまでパリッと焼き立てを美味しく食べることができ、ご親切に感謝。
お石茶屋並びに女主人 江崎イシ(おイシしゃん)については
お店のパンフレット「お石茶屋のこと」に詳しい
(田山花袋の紀行文より)

九州でもあれほど美しい女はあるまいということだった。で私たちはそこで休むことにした。そこにお石という女がその色白の太ったニコニコした顔を現した。大勢の客に朝夕接していながらやっぱりどこかきまり悪がる女だったが、評判にたがわぬ美しさをもっていた。

店内には、女主人 江崎イシさんの写真が飾ってあり
「筑前三美人の一人」と噂された彼女を偲ぶことができる
天気が良いときは、外で、もみじの木の下で頂くのが気持ちよい


吉井勇 歌碑


太宰府の お石の茶屋に 餅くへば
旅の愁ひも いつか忘れむ


吉井勇歌集「放塵」に含まれる太宰府行のなかの一首。

碑の書は、「層雲」主宰 荻原井泉水によるもの。
店の前には、吉井勇の歌碑がある


お石トンネル(おイシしゃんトンネル)


南側入り口 南側(天満宮境内側)を見る トンネルの中
北側入り口 北側入口には、「昭和三年十一月 寄進 麻生太吉」
店の横にある煉瓦造りのトンネルは、1928(昭和3)年新聞に大きく取りあげられ、おイシしゃんは全国的に有名になった。

筑豊の炭鉱主 麻生太吉が、おイシしゃんが遠回りせず自宅から直接店に通えるようにと掘ってやったトンネルだということで「おイシしゃんトンネル」と呼ばれた。真相は竈門神社参拝や宝満山登山の人のために造ったということであるが、そんな噂を流されるほど、おイシしゃんの美貌と人気は素晴らしかったらしい。
トンネル内から北を見る

私も、電車を利用して宝満山に登るときには、まず太宰府天満宮に参拝し、このお石トンネルを必ずくぐって、それから竈門神社までの約2kmの道のりを歩く。




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