島原温泉 岩永旅館

基本データ
URL 島原一番街 より 岩永旅館/肉のいわなが
住所 長崎県島原市堀町176
電話番号 0957-62-2121
営業時間 7:00〜21:00
定休日
入浴料 大人300円、小学生以下150円
泉質 ナトリウム・マグネシウム−炭酸水素塩温泉(中性低張性温泉)
温泉分析書等 温泉名及び源泉名:島原温泉(元池第二源泉)
湧出地:長崎県島原市下川尻町8358番地2
泉温:41.3℃、湧出量:240L/min 動力揚湯
知覚的試験:無色澄明・硫黄臭・金気味、pH値:6.9
ラドン(Rn):3.1×10-10Ci/Kg(0.85M・E)、成分合計:1.98g/kg
(湧出地における調査及び試験年月日:H17.2.10
分析終了の年月日:H17.2.23)
備考 石鹸・シャンプー有
訪問日 208.12.18

島原一番街アーケードのすぐ近くという、とても便利な立地の旅館である。3階建の建物で、客室は15室だそうだ。創業は大正2年。

島原温泉では、昭和42年から集中管理方式が採用されており(資料:島原温泉観光協会「島原温泉について」)、岩永旅館に引かれているのも、その集中管理の源泉である。だが、ここの魅力は、それが掛け流しで使われていること。

浴室は狭く、湯船も小さい。しかし、言い方をかえると、浴槽が狭い分、お湯の入れかわりも早く、常に新鮮な温泉を楽しめるということだ。島原の繁華街で、300円という入浴料で掛け流し温泉に入れるのは、嬉しいことだ。

ところで、久しぶりに訪ねた島原、岩永旅館の裏(横?)に完成した「ゆとろぎの湯」の建物を、初めて見た。この入浴施設が今年2008年4月に新規オープンした話題はニュースで見ていたが、ああ、こんな場所だったのか、と、あらためて驚いた次第。



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写真左奥に見えるのが
島原一番街アーケード
岩永旅館 建物外観 道を挟んだ正面には
温泉の飲泉所がある
旅館 玄関
活魚センターが併設されていて、玄関を入ると、魚臭さが満ちている。魚好きの者には、たまらない。魚介類の仲買もしており、お鮨屋さんなどに卸しているそうだ。

パンフレットには「海の幸、山の幸が、心たっぷり味わえます。」の、うたい文句。
正面から 左が旅館玄関
右は「活魚センター」
活魚センター
美味しそう〜!
フロントで配布されている
パンフレット
玄関の方を振り返る
左の戸の向こうは活魚センター
生簀の置かれた玄関
奥がフロント
フロント 2階への階段

当温泉は純粋のかけながし 天然温泉です
清潔第一と考え毎朝湯舟は空にして清掃しています

加水 循環 ろ過 入浴剤添加 消毒処理は全くしておりません
浴室入口
写真手前が女湯、奥が男湯
「御安心して入浴して下さいませ」 脱衣場のパネル
温泉分析書の掲示もキッチリ


男 湯


脱衣場入口の暖簾と
浴室入口扉
脱衣場 浴槽
男湯は、女湯より、少しは広いらしい。

このお風呂に、毎日3時間入るというジーチャンもいたそうだ。
洗い場


女 湯


脱衣場も狭く、2人で窮屈 浴室入口の扉 扉を開けると、このタイル画が
まず目に飛び込んでくる
お湯は黄褐色に濁っており、浴槽の底は全く見えない。湯面下から、常時、熱い新湯が注入されているが、その湯口も見えなかった。

しかし、口に含んでみてもエグ味や金気等は特に無く、見た目に比して、癖の無い素直なお湯に感じた。湯上がりもサラリと心地よい。

お2人様サイズの女湯浴槽、体をお湯に沈めると、その度に、ザバーーッと豪快にオーバーフロー。いやはや贅沢な気分だ。
浴室の様子
正面ガラス窓の向こうは男湯
2人で いっぱいの浴槽 こんな析出が見られるとは!
浴槽側から洗い場を見る シャワーのある洗い場 石鹸・シャンプーが備えてある

同浴になった近所のオバチャンは、毎日ここに通っているという。回数券は3,000円で12枚綴り、つまり一回あたり250円。また、ここはお料理が美味しく、量も食べきれないほど多いんですよ、と、推薦された。地元の彼女も、法事などは、岩永旅館を使うのだそうだ。生簀には美味しそうな魚やエビ、カニもたくさんいるもんなぁ。いつか私も泊まりでゆっくりしてみたいものだ。

よく温まるお湯で、これなら湯冷めしないだろう。オバチャンと長話しながら、調子にのって長湯していたら、帰路は湯あたり気味で頭痛。それだけ「効く」お湯ということなのかもしれない。

ちょうど忘年会シーズン、上階のお部屋からは、賑やかな声が響いてきていた。




温泉めぐりモノグサ写真日記@九州  長崎県  2008年12月一覧


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