紫藤の滝(衣掛の岩・古石塔)  武蔵のイヌマキ群

基本データ
URL 筑紫野市歴史博物館 シリーズちくしの散歩より22.菅公伝説(1)
西都 太宰府 より 御自作天満宮・紫藤の瀧
住所 福岡県筑紫野市大字武藏 ▼地図こちら(MapFanWeb)
電話番号 (問い合わせ) 筑紫野市観光協会 092-922-2421
見学時間 24時間
定休日
入場料 無料
訪問日 2009.1.3. 他

天拝山の正面ルート登山口すぐ近く、武蔵寺のすぐそばに、「紫藤の瀧」は静かに落ちている。滝といっても、落差2m程の小さなもの。

伝説によると、太宰府に左遷された菅原道真は天拝山に登り、山頂で無実を訴えたと言われている。その際、道真は、この滝で禊を行ったそうだ。



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紫藤の滝


紫藤の滝  筑紫野市教育委員会

延喜元(901)年、菅原道真は大宰府に左遷され、天拝山に登って無実を訴えたとされています。その際、この「紫藤(しとう)の瀧」で身を潔めたといわれています。紫藤とは武蔵寺「長者の藤」(市指定天然記念物)に由来します。

左側の自然石は、道真が身を清めるとき衣を掛けたといわれている「衣掛の岩」です。

右側の「古石塔」は正平20(1365)年2月安楽寺(今の太宰府天満宮)の僧「信聡(しんそう)」によって建立されたもので、市指定文化財です。碑文は次のとおりです。

天判峯頭仰彼蒼  天判峯頭彼蒼を仰ぐ
願心成満放威光  願心成満威光を放つ
御衣薫石変成塔  御衣薫石変じて塔と成る
五百年来流水香  五百年来流水香る
現地にあるパネル
写真右側に見えるのは
御自作天満宮の石段と鳥居
滝つぼから続く流れも
小さな小さな小川
向かって左に、「衣掛の岩」(衣掛石) しめ縄が張られている
菅公が禊をする時に、脱いだ衣を掛けたといわれる岩
向かって右に、「古石塔」
筑紫野市指定文化財
台石には、
信聡の漢詩が彫られている
紫藤の滝
小さな、小さな可愛らしい滝だ
紫藤の滝、上部の落ち口付近
天拝山から流れてくる水とともに、山砂も運ばれてくる紫藤の滝は、太宰府・筑紫野の住民にとって、昔から博多の箱崎の浦とともに潮井場(お潮井を採る場)でもあったそうだ。現在も、太宰府天満宮秋の御神幸式大祭に先立つ9月20日早暁、神輿かきの若手の与丁が、紫藤の滝までテボ(籠)にお潮井砂をすくいにくる行事が残っている。


紫藤の滝周辺の様子を、動画で見ることができます。

紫藤の滝・衣掛岩

約1分31秒
奥にある小さな祠 素朴な大日如来が祀られている
離家三四月 落涙百千行 万事皆如夢 時々仰彼蒼
(菅家後集道真之詩)

故郷を離れ数か月が経った。余りに変わり果てた我が身を考えると、これまでの事が全て夢のようだ。今は時々天を仰いで運命を祈るだけだ。

※筑紫野市観光協会ちくしの絵巻
 「筑紫路の歌碑・句碑マップ」 より 菅原道真
すぐ近くに菅原道真の歌碑 意味と解説が書かれたプレート


福岡県指定天然記念物「武蔵のイヌマキ群」


紫藤の滝に向かって左側に
イヌマキが群落している
天拝山登山口の方から見たところ 11本が群落 上部を見上げる
(現地パネル一部転載)

武蔵のイヌマキは、道真伝説の残る紫藤滝の周囲に寄せ植えされたものがそのまま成林したもので、現在11本が群落している。年数は、おおよそ100年を超えたものと思われる。平均樹高は約22mを測り、幹廻りは2.14mを測る。
平成13年2月21日、福岡県の天然記念物に指定されている。
現地パネル



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