千宝の湯

基本データ
URL 出水市ホームページ 観光案内 より 千宝の湯
住所 鹿児島県出水市境町1840-1
電話番号 0996-67-2221
営業時間 8:00〜22:00
定休日 第2・第4火曜日
入浴料 大人(中学生以上)360円、子供(小学生)130円
幼児(3歳以上の未就学児)70円、3歳未満は無料
泉質 アルカリ性単純温泉(低張性,アルカリ性,高温泉)
温泉分析書等 源泉名:出水-13号、源泉所在地:出水市境町1847番地
使用施設名及び所在地:千宝の湯(一般公衆浴場)
出水市境町1840番地1
泉温:源泉49.3℃、性状:ゆう出地(微褐色透明・無味・無臭)
pH8.8、ラドン含有量:0.6(百億分の一キュリー単位)
成分総計:595.0mg/kg (温泉の分析年月日 H18.12.8)
備考 シャンプー&ボディソープセット有、ドライヤー有
訪問日 2009.1.8

「介護付有料老人ホームいずみ」の建物3階に入っている公衆浴場。

千宝の湯の入口を入り、「温泉に入らせていただけますか?」と1階受付で尋ねると、笑顔が素敵な若いお嬢さんが出て来られ、「ええ、どうぞ。温泉は3階です。」お湯が大変良いと聞き、ぜひ入浴してみたくて博多からお邪魔しましたと言うと、職員のお姉さん、色々丁寧に教えてくれた。

なんでも老人ホーム自体は、昭和57年からこの地にあるが、オーナーの長年の夢でもあった温泉掘削を平成18年2月より敷地内で行い、10月に成功。良質の温泉が湧出したので、誰でも入れる日帰り専用入浴施設を平成19年にオープンさせたということだ。入所者の浴室は、また別にあるそう。

「ぬるぬるする良い温泉なんですよ。今日はお客さんも少ないようなので、ゆっくりしてください。お気づきのことがあったら、何でもおっしゃってください。」さすが、お年寄り相手の仕事に慣れていらっしゃるな、と感心したくなる優しい爽やかな応対をいただき、なんだか清々しい気分になった。



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職員のお姉さん曰く、「場所がわかりにくかったでしょう?遠くから来られる方は、皆さん迷うようです。」


確かに、たどり着くのに、いやぁ〜迷った。カーナビには電話番号が登録されておらず、住所で入力すると、出水市内のすぐ近くにある山側の同じ地名「境町」の方を選んでくれるのだ。ナビに従って細い山道を進んでも、サザエのシッポのようになっており、Uターンすら難しいありさま。広がるのはミカン畑だけで、温泉どころか民家も無い。う〜ん?

国道3号線、切通(読みは「きずし」、難読だ)バス停の近くに、「出水の里」「鶴水園」等の案内看板が出ているから、それに従って西側(八代海側)へ入っていくと、わかりやすい。
道路に出ている「千宝の湯」看板
ようやく、たどり着いた!! こちらの玄関は
介護付有料老人ホームいずみ
日帰り入浴「千宝の湯」の入口は
老人ホームの玄関とは、別だ
千宝の湯入口 入口付近には… 水の神、湯の神の小さな祠がある 千宝の湯 入口


館内の様子


入口を入ったところ 1階は売店になっている 温泉受付は3階
エレベーターで上がる
「千宝の湯」見事な墨跡

1階と3階には、「千宝の湯」の見事な墨跡の額が掛けられており、目を引く。

岡山県の円通寺ご住職の書なのだそうだ。
3階エレベーターをおりると券売機
食事処もある
温泉受付(左) 3階にも「千宝の湯」の額
スロープ付きの温泉入口
履き物は下駄箱へ
女湯の入口は、奥 こちらは有料の休憩室 配布されているチラシ


男 湯


男湯 入口 浴室入口付近 入口付近から奥を見る サウナ、ミストサウナがある
浴槽 手前は水風呂 浴室奥から入口方向を見る 内湯も2面がガラス張りで
眺めが良い
洗い場を見る 露天風呂 露天風呂からは
八代海も眺められる

サウナは2種類、水風呂も広く、露天風呂まである。老人ホームの温泉と聞き、正直アメニティーには期待していなかっただけに、何でも揃った立派な浴室に、ビックリしてしまった。西側には、八代海が眺められる。あいにく曇天のこの日、海もドンヨリ灰色だったが、晴れた日には青い海が綺麗なことだろう。また、海に落ちる夕日も見ることができ、大変美しいということだ。



女 湯


女湯 入口 入口もスロープで
バリアフリー設計になっている
脱衣場 ロッカーは使用無料
鍵は受付で渡される
浴室入口の方を見る 洗面所 洗面台にも、お花が
きれいに活けてあった
冷水の用意もあり、嬉しい
何か味がするが、レモンか?
黒や薄茶色の湯の花があるそうだ 入口付近から奥を見る 浴室奥から
入口・洗い場の方を見る
こちらは、ドライサウナの扉
浴槽 手前は水風呂 水風呂も、かなり広く、ゆったり 内湯の窓からの眺め
掛け流しのお湯は、温泉分析書の性状欄には「微褐色透明」と記載されているが、私の目には、ほぼ無色透明に見えた。温泉受付でも、今日は午前中はお客さんが少なかったと聞いたが、汚れも無く、よく澄んだ綺麗な湯である。ぬるぬる感が強く、肌が膜に包まれたような感覚である。ほんのり玉子臭(硫化水素臭)がして、心地よい。確かに、これは良泉だ。
同浴になったオバチャンは、出水が実家とのこと。この辺には、他にも温泉はいくつもあるが、やはり、ここのお湯が良いので、里帰りすると、こちらに入りに来るという。

そのオバチャンの話では、内湯の主浴槽は、温度が あつめのことが多いらしい。

私が上がった昼12時半頃、お客さんが一気に5、6人やって来た。こんなに良い温泉であれば、きっと地域の人たちにも愛されているのだろうと思う。

湯上がりも、肌スベスベ。
湯口 内部は仕切られていて
左から水、右から温泉が出ている
洗い場 シャンプー&ボディソープ類も
用意されている
入口を入ってすぐに
ミストサウナの扉
洗い場から
ミストサウナの方を見る
ドライサウナ内部の様子
浴室奥から露天風呂へ 露天風呂 北側には、ミカン畑が見える
露天風呂は、内湯より
心持ちぬるめ
露天風呂 湯口付近 女湯の露天風呂からも、西側には八代海が眺められる


源 泉


千宝の湯 入口すぐ脇 こちらが、泉源 中を見せてもらった

帰りに、また1階で職員のお姉ちゃんにお話を伺った。源泉は、入口すぐそばの小屋だそうだ。
源泉温度が49℃あるため、加温は一切する必要がないとのこと。逆に熱過ぎるときは、水を足して温度調整するそうだが、「その湯加減が難しくて、私たちも、まだまだ修業の身なんです。」とニッコリ。




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