基本データ | |
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URL | ■あっ!とながさき より 出津文化村:沈黙の碑 ■長崎文化百選 > みなと編 > 出津港(西彼外海町) |
住所 | 長崎県長崎市西出津町 ▼地図こちら(MapFanWeb) |
電話番号 | 問い合わせ : 長崎市外海行政センター 0959-24-0211 |
見学時間 | 24時間 |
定休日 | 無 |
入園料 | 無料 |
訪問日 | 2009.2.6 |
人間が こんなに 哀しいのに 主よ
海があまりに 碧いのです 遠藤周作
遠藤周作の小説『沈黙』の主要な舞台となった外海町(作中のトモギ村)に、「沈黙の碑」が完成したのは、昭和62年(1987年)。
碑に刻まれている遠藤氏の直筆の色紙の写真は、遠藤周作文学館オフィシャルサイトで見られる。
写真をクリックすると拡大表示、矢印キーでスライドします。
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「沈黙の碑」の後方の崖の上に、遠藤周作文学館と 道の駅「夕陽が丘そとめ」の建物が見える |
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国道202号線ぞいに出ている「出津文化村」の看板に従って、ほんの少し坂をのぼった最初のカーブのところ、歴史民増資料館の前に、この「沈黙の碑」が建っている。 後方には、角力灘(すもうなだ)の美しい青い海が、のびやかに広がり、出津港の向こうの高台には、遠藤周作文学館の建物も見えている。 この日は、ちょうど夕暮れ時の訪問で、写真では海の青さが出せなかったのだが。 |
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ちょうど日本水仙の花が きれいに咲いていた |
出津港を見下ろす 手前の道路は国道202号線 | ||
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山々が海岸まで迫る外海地方は平坦地に乏しく、陸続きでありながら、道路網が発達する以前は「陸の孤島」と呼ばれていたそうだ。戦前までの交通は主に海路で、その海の玄関口となったのが、この出津港。 その厳しい自然条件と不便さゆえに、禁教の時代には、キリシタン達が隠れ住むのに都合がよい所であったという。しかし、生活苦から逃れるため、あるいは藩の移民政策に沿って、江戸時代、この港から大勢のキリシタンたちが新天地を求めて五島方面に船出した。 明治12年、主任司祭として、マルコ・マリ・ド・ロ神父が、この地に赴任してくる。 |
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旧まちづくり記念館 坂道が続く出津文化村 |
外海の歴史に大きな功績を残したド・ロ神父は、出津港の整備にも力を注ぎ、船が出入りできるよう、海岸にあった大小の岩石を取り除いたそうだ。さらに出津から約2km北西の砥石崎には、自費を投じて防波堤を建設したという記録も残るという。
温泉めぐりモノグサ写真日記@九州 長崎県 2009年02月一覧