【第44回英彦山山開き】 英彦山新緑トレッキング 3/4
中岳〜行者堂〜バードライン〜奉幣殿〜英彦山青年の家


1:青年の家〜北岳 ■2:北岳〜中岳山頂 ■3:中岳〜奉幣殿〜青年の家 ■4:登山道の花 | ■英彦山青年の家 ■前夜祭


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12:35ごろ中岳山頂をスタート。下山は、中岳の表参道〜行者堂〜バードライン。

山頂直下の表参道は
比較的広くて明るい道
山頂の方を振り返る 石段が続く このあたりも、台風の被害が
ひどかったのだそうだ


産霊神社(行者堂)


行者堂にお参り
産霊(むすび)神社(行者堂) (現地パネルより転載)

 文武天皇の時代、往古高皇産霊尊鎮座の旧地であるという神託があり、聖武天皇、天平十二年頼願によって建立されたと伝えられています。
  石だたみは、護摩壇の跡であり、修験道時代は役行者の木像が安置されていました。
  安産守護の神として信仰があります。
現地パネル
ここには水場がある 井戸にたまっている水を柄杓ですくって飲むと、とても冷たくて美味! 行者堂の木の鳥居より上は
「常寂光土」(仏の世界)

前日、英彦山青年の家で聴いた講話「英彦山の自然と歴史」(講師:松養榮貞氏)にて、勉強したことのひとつ。

英彦山では、標高により3つの鳥居で4つの浄土世界に区分され、この「四土結界(しどけっかい)」の概念により、昔から自然保護がなされてきたそうだ。

常寂光土」(仏の世界) : 山頂〜行者堂の木の鳥居
英彦山と福智山までの金剛界曼陀羅、宝満山までの胎蔵曼陀羅、つまり大きな山脈の峯入りを15回した山伏しか入れない、最も清い場所。その山伏といえども、常寂光土には身体のいろんな液体を残してはいけない。たとえば、泣くことはできない。便所に行くことはできない。汗をかくこともできない。もちろん唾を吐くこともダメ。

実報荘厳土」(菩薩の世界) : 木の鳥居〜奉幣殿の石の鳥居
修行三昧の世界、建物を建てることはできない。

方便浄土」(修行者の世界) : 石の鳥居〜銅の鳥居
山伏(長男)しか住むことができない。英彦山の山伏は妻帯は許されたが、このエリアで出産することはできず、お産の時には「凡聖同居土」まで下りた。

凡聖同居土」(聖俗雑居の世界) : 銅鳥居より下
一般人も住むことができるが、殺生や田畑を作ることは禁止。
杉の木が多くなってくる
倒木の下をくぐって


関銭跡(下乗)


関銭の跡(下乗) (現地パネルより転載)
 英彦山参拝の信者は、ここで感謝の気持をあらわすため通行料を納めたところです。これは現在の入山料と思われます。
 また、勅使大名、高位の人達もここから乗物(馬・かご等)より降りて徒歩で参拝したといわれています。


バードライン


行者堂の少し下から、バードラインに入る。この道を通るのは私は初めてで、新鮮な気分。

林の中を進む細めの山道で、登山客の姿も少ない。けっこうな急坂だが、人工的な石段ではないので、表参道をそのまま下るより、膝への負担は少ないかもしれない。

秋の紅葉シーズンには、このコースも美しいだろうねぇ〜。
バードライン分岐点の看板
まだ生々しい倒木の下を、くぐる 紅葉の季節も、美しいだろうね
奉幣殿に近づくと
杉林になってくる


英彦山神宮 奉幣殿(国指定重要文化財)


13:50頃、奉幣殿まで下山。Bコース全員で記念撮影をした後、しばし休憩。
スロープカーも完成している現在、駐車場から奉幣殿までバリアフリー(笑)。ここまでなら、誰でも気軽にお参りできる。

奉幣殿は、天平12(740)年建立といわれているが、現在のものは江戸時代初めの元和2(1616)年、当時の小倉藩主・細川忠興公の寄進によって再建されたものだそうだ。和様建築だが、一部には唐様手法も取り入れられている。


かつて神仏混淆の修験道時代には、ここは霊仙寺(九州西国三十三観音霊場第一番札所)の「大講堂」で、英彦山修験道の中心的建物だったという。英彦山の最高の地位の人は「座主」と呼ばれていた。

しかし、明治時代の神仏分離令、修験道禁止令により、英彦山は、千年以上にも及ぶ修験道の歴史を閉ざして、神を祀る山となった。霊仙寺が「英彦山神社」となったのに伴って、大講堂も、名が「奉幣殿」に改められた。
奉幣殿の前で
コース別に記念撮影
豪壮な印象を受ける奉幣殿
千鳥破風入母屋造、柿葺
朱塗りが鮮やかだ
仏教の法輪のような? 登竜門かな?
奉幣殿の奥、石の鳥居から
表参道の登山道が始まる
この石の鳥居も
四土結界の一つの境
天之水分神(龍神)の御神水
九州の名水百選にも選ばれている


奉幣殿〜英彦山青年の家


14:05に奉幣殿を出発、青年の家まで、さぁ、ラストスパート。前夜祭を楽しんだ英彦山野営場、スキー場の横を通るコースを歩いてゆく。

15時前、無事に英彦山青年の家に到着!ここまでの時間は、出発から6時間弱。Bコース参加者からは一人の落伍者も出ず、全員で元気に戻ってこれたことが、なによりだ。
英彦山修験道館
三日月池の鏡のような水面に
周囲の杉木立が映り込んでいた
橿原神社
前夜祭のときには濃い霧に包まれていたスキー場。今日は、すっかり良いお天気で、気持ちよい!
いったん国道500号線の
車道に出た後、再び遊歩道に
スキー場


お土産


英彦山青年の家に戻った後、第1研修室にて登山Bコース「別れのつどい」の時間が持たれた後、解散となった。

お土産に、参加者全員、手作りの桧マグネットと、山開きの記念手ぬぐいを頂戴した。枚数が限られている記念手ぬぐいは、山頂での山開き神事で貰おうとすると、なかなか大変なことのようなので、このような形で確実に受け取ることができ、たいそう嬉しい。よい記念になった。
山開き記念手ぬぐい 日付入り手作り桧マグネット
しゃくなげ荘入浴割引券(2割引)



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