呑海山 隣船寺 (山頭火生前唯一の句碑)

基本データ
URL ■宗像市公式Webサイト より 宗像の”観る” 隣船寺
■CityDO! より  呑海山 隣船寺
住所 福岡県宗像市神湊1183
電話番号 0940-62-0678
見学時間
定休日 無休
拝観料 無料
備考 大徳寺派
訪問日 2010.7.16

宗像大富司家武将占部甲斐守により、室町時代に創建されたそうで、京都の大徳寺を本山とする禅宗のお寺。山号や名前が示す通り、筑前大島への連絡フェリーが出ている神湊(こうのみなと)の海辺に位置する。

漂泊の俳人として知られる種田山頭火(1882-1940年)の句碑があると聞き、訪ねてみた。

松はみな枝垂れて南無観世音

現在、山頭火の句碑の数は、全国で1,000を超すともいわれるそうだが、彼が生存中に建てられた句碑は、なんでも、ここ隣船寺の境内にあるものが唯一なのだとか。文字は山頭火自身がこの碑のために揮毫しており、地元の石工によるという彫刻は、彼の筆跡を非常によく再現している。



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門柱に「呑海山」「隣船寺」 山門 「山頭火生前唯一の句碑」
山門脇に置かれていた
本堂と鐘楼
鐘楼 本堂前は
ちょっとした枯山水の庭園
本堂内部
本尊は、釈迦如来
本堂から山門を振り返る
写真右手に山頭火句碑
山頭火句碑
松はみな枝垂れて南無観世音 山頭火

種田山頭火と深い親交のあった当寺第16世田代宗俊和尚が、昭和8年の秋に全国で最初に建立し、山頭火自身が、この句碑の為に揮毫した唯一の生前句碑である。
山頭火が、この寺を訪れた当時の境内には、潜龍松と呼ばれる老松が四方に枝をのばしていた。向い側には今でも地元の人々に信仰の篤い観音堂があり、山頭火出家の地でもある味取観音での句が選ばれた。

(現地パネルより抜粋転載、味取観音は熊本県植木町)

碑石は、不用になった墓石の裏面が生かして使われている
句碑を眺めていると、ちょうどご住職が車で帰ってこられたので、ご挨拶がてら、少しお話を伺った。
先々代のご住職は、句会を通して山頭火との交遊を深め、そのご縁で、山頭火は隣船寺に何度も泊まっているのだそうだ。「松の寺のしぐれとなって泊ります」 お寺には、今も山頭火の手紙が残されているとのこと。
「こんな田舎の寺にまで来てくれたんですね。」と、しみじみおっしゃっる現ご住職の姿も、なにか印象的だった。

隣船寺の句碑については、月刊誌『財界九州』2003年7月号(p.152)の記事でも触れられており、興味深い。

潜龍松は、昭和50年に
枯れてしまったらしい
観音堂と藤棚
毎年6月初旬、裏庭の池に菖蒲の花が咲く頃、菖蒲茶会が催されている。
本堂裏手の裏庭 まだ紫陽花の花が綺麗だった



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