滋賀県米原市 世継のかなぼう(世継湧水群)

基本データ
URL 道の駅近江母の郷
住所 道の駅近江母の郷 … 滋賀県米原市宇賀野1364-1
かなぼう … 滋賀県米原市世継
訪問日 2011.2.13

車中泊した「道の駅近江母の郷」の敷地で、自噴する湧水のモニュメントに気がついた。口に含んでみると、かなりの金気で、これは冷鉱泉?カーナビの地図を見ると、近くに「世継」の地名。

そういえば、米原市の世継には湧水群(湧泉群?)があったと思うんだけど、と、おぼろげな記憶がよみがえる。世継って、こんなところだったんかい、ということで、ついでに、少しだけ集落を散策してみることにした。世継地区は、琵琶湖の湖岸近く。犬の散歩をしていた地元のオジサンにお尋ねすると、「何か所かあるんだけどね。野菜の洗い場よ。けっこう遠くからも見学に来るよ。」と、2か所ばかり教えてもらった。また、冠雪して白く美しく輝いている山が伊吹山であることも、教えてもらった。

平仮名表記される「かなぼう」の語源は、金属パイプ(金棒)を打ち込んでいるところからだとか。世継地区にある自噴井戸群で、地下約100mから湧く水の温度は、年間を通して約18℃らしい。金気が多いため飲用には適さず、出荷野菜の水洗いなどに利用されているそうだ。集落の人たちの大事な水場。口にする野菜などを洗う水槽に、裸や足をつけるのも失礼な話なので、手湯と味見だけ。もっとも、雪の降る寒いこの日、たとえ全身入浴の許可を頂いたとしても、屋外で素っ裸になっての水遊びは、風邪一直線を意味したろう。

私が見つけたのは3か所だったが、帰宅後、調べてみると、もう2か所(南世継温泉、南世継外れ温泉)あるそうな。九州からは遠くて滅多に行けないが、いつか再訪できる時に、探してみたいと思う。なお、湧水を総称して「かなぼう」と呼ばれているものであり、わかりやすいので私も使わせてもらっている温泉名は温泉マニアが名づけている通称、正式なものではない。



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道の駅近江母の郷 湧水モニュメント


とても寒い日だったので、やや温かく感じた。赤く染まっているところからも鉄分の含有がわかるが、口に含むと、金気。


琵琶湖


とても寒く、滋賀県北は雪となったこの日、琵琶湖の波も荒かった。

雲の合間から時おり見ることができる対岸の雪景色が、大変美しかった。
世継の集落の前あたりで ひわだ川の河口付近から


かなぼう温泉(通称)


かなぼう
水の湧き出ている泉および洗い場を総称した言葉で、この水源は遠く霊仙山に発すると言われている。深さは、地下約百米ほどあり、鉄分を含むため茶の湯には適さないが、年中一定の水温を保つことから夏は冷たく、冬は暖かく感じられる。年間を通じて、出荷野菜の水洗等に利用され、村人の社交の場ともなっている。
平成八年十月 淡海文化
タバコ屋さんの前
現在は営業してるのかな?
「かなぼう」説明碑
狭いながらも、ちょっとした広場になっており
人々が集う社交場であることが、容易に想像できる
写真右奥に「かなぼう」説明碑
コンクリート 上下2槽 かなり金気がある


西世継温泉(通称)


「ここは世継です」
周囲には、野菜クズが コンクリート 上下2槽 金気のある水が、とうとうと自噴


東世継温泉(通称)


細い路地に面している。知らなければ、わかりそうにない。
コンクリート 上下2槽 口に含むと、こちらも金気


世継集落


集落の民家の多くで、破風板・鼻隠し板はじめ、木部が赤く塗られているのも、興味深かった。九州では、見られないからだ。詳しく勉強していないのだが、近江地方の民家の特徴として、建具など木部を赤く塗った家が多いのだとか。

ついでに、少しだけ世継集落の散策。
伊吹山も、きれいな雪山
世継集落の外れから
白く写っているのは
降りしきる雪


春日神社


掲示板に「春日神社由来」 神社前の路地


世継館


世継館

世継の南半分を占める館跡。世継港をひかえる他、集落自体が周囲を水路で囲まれ、湖上交通と深くかかわる軍備様相をなす。「島記録」の一 姉川の合戦の項によると、室町時代の末期に、世継氏と窪一族が世継にいたとされる。

平成八年十月 淡海文化
水路脇に世継館の説明



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